2026年8月18日から20日までの3日間、受験対策Pronoiaは総合型選抜・学校推薦型選抜を目指す生徒を対象に、夏期集中合宿を実施しました。会場は渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センター。志望理由書・小論文・面接対策にフルで取り組んだ3日間の様子をお届けします。

目次

「人生は冒険だ。」合宿初日、代表からのメッセージ

マイクを手に話す講師

合宿の冒頭、Pronoia塾長・宇佐原からは「人生は冒険だ」という言葉から始まる挨拶がありました。

大学受験は単なる入場券を得るための作業ではなく、これから始まる人生という冒険に必要な力を鍛える訓練の時間である。完璧である必要はない。大切なのは、昨日の自分より少しだけ前へ進もうとすること——。

この言葉を受けて、生徒たちはまず「合宿を経てどう成長したいか」という大きな目標と、それを実現するための定性的・定量的な目標を自分の言葉で書き出すところから合宿をスタートさせました。「志望理由書を合宿中に3回全面改稿する」「小論文を60分以内で書き切るトレーニングを毎回行う」「想定質問20問に1分以内で答えられるようにする」など、それぞれが具体的な数字を伴った目標を掲げていたのが印象的です。

スケジュール:3日間、対策漬けの毎日

3日間のスケジュールは、想像以上に密度の濃いものでした。

Day1(8/18) 午前中に合宿ガイダンスと自己紹介・目標設定を行った後、志望理由書の講義からスタート。午後から夜にかけては個別指導の時間に充てられ、小論文・面接対策に取り組みました。

Day2(8/19) 終日、午前・午後・夜間の3コマにわたって個別指導のサイクルを回し続けます。一人ひとりの課題に合わせて、小論文の演習と面接練習を繰り返す1日でした。

Day3(8/20) 最終日も午前・午後と対策を続けた後、合宿の振り返りを行って解散。この日は志望理由書の最終仕上げと、本番を見据えた面接対策に多くの時間が割かれました。

3日間を通して見えてくるのは、「対策して終わり」ではなく、講師からのフィードバックを受けて改善し、また対策するというサイクルを何度も回し続ける合宿だったという点です。

フォーカス①:小論文ノック、1本60分の真剣勝負

合宿中、生徒たちは異なるテーマの小論文に取り組み、3日間で計6本を書き上げました。すべて講師の添削を受けたうえで改善するというサイクルです。

特徴的だったのは、「800字の小論文を、構成案作成を含めて60分以内で書き切る」というトレーニングを毎回行っていたこと。本番の試験時間を意識しながら、時間内に説得力のある文章を組み立てる感覚を、繰り返しの中で身体に染み込ませていきました。

設問の意図を正確に読み取り、論理的かつ多角的な視点から自分の意見を構成する力。単に時間内に書き切るだけでなく、読み手に深い洞察を感じさせる文章構成を意識する——講師からはそうした視点での指導が重ねられました。

面白いのは、生徒たちの伸び方に共通したパターンが見られたことです。1日目はまず「時間内に書き切る」という量をこなすことに重点が置かれますが、2日目になると多くの生徒が次の段階に進みます。問題文が何を要求しているかを正確に読み取り、その要求に沿って自分の考えを組み立てる——という質的な変化です。前日に指摘された「議論の軸の作り方」や「回答条件の見落とし」を、翌日の答案でしっかり修正してくる生徒も多く、1日ごとの伸びしろの大きさを感じさせる2日間でした。

フォーカス②:面接対策、”自分の言葉”で語れるようになるまで

今回の合宿で特に力を入れたのが面接対策です。

模擬面接、3日間で計4回

合宿期間中、模擬面接は3日間で計4回実施されました。ポイントは、1回ごとに指摘された改善点を、次の回で必ず1つ以上克服するというサイクルを回し続けたこと。「できなかったこと」をそのままにせず、次の機会で必ず修正するという積み重ねが、生徒たちの受け答えを少しずつ変えていきました。

想定質問20問、結論から1分以内で

面接練習では、想定される質問20問に対して、結論から1分以内で簡潔に答える練習にも取り組みました。何を聞かれても慌てず、要点を押さえて簡潔に伝える。この反復練習が、本番形式の面接練習でも徐々に生きてきます。

最終日には、実際に声に出して自分の言葉で伝える練習を重ね、志望理由書に込めた想いを面接官にしっかり伝えられるよう、一人ひとりが真剣な表情で取り組んでいました。緊張感のある空気の中で、言葉に詰まりながらも最後までやり切ろうとする姿が、この3日間の成果を物語っていました。

面接というのは、内容の良し悪しだけで評価されるものではありません。挨拶を欠かさないこと、誠実な姿勢で向き合うこと、どんな質問にも動じずに対話を楽しむ余裕を持つこと。Pronoiaでは、そうした「品位ある教養」の土台となる部分も、面接対策の中で大切にしています。

※面接対策についてさらに詳しく知りたい方向けに、総合型選抜の面接対策に特化した記事も準備中です。想定質問への向き合い方や評価されるポイントについて、より深く掘り下げてお届けする予定です。

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3日間での成長を、宇佐原塾長に聞きました

合宿を通じて生徒たちがどのように変化していったのか。塾長の宇佐原に聞きました。

——3日間を通して、生徒たちの様子で印象に残っていることはありますか。

宇佐原塾長
長時間の学習や、自分自身と深く向き合う作業が続く、決して楽な日程ではなかったと思います。それでも生徒たちは最後まで諦めることなく、互いに高め合いながら3日間を走り抜いてくれました。

——志望理由書の対策では、どのような変化がありましたか。

宇佐原塾長
「なぜこの大学でなければならないのか」という問いに、1日目だけで満足せず、2日目にはカリキュラムや研究内容をさらに深く調べ直し、自分の問題意識と大学で学べる内容とのすり合わせを重ねていく生徒が多く見られました。単に自分の活動や経験を並べるのではなく、「そこからどのような課題意識を持ち、何を明らかにしたいのか」を読み手に伝わる言葉へと磨いていく。このプロセスは、まさに合宿という集中的な環境だからこそ深められた部分だと思います。

志望理由書は、書き始める前で決まる。大切なのは、先に志望校・経験・受験戦略をつなげること。

——合宿を通じて、生徒たちに大切にしてほしいと伝えていたことはありますか。

宇佐原塾長
合宿の心得として掲げていたのは「適切なレベルの認識」です。今の自分にできていること、まだできていないこと、目標までに必要な差を、感情ではなく事実として受け止めること。仲間の優れた点から学び、講師からの指摘を真摯に受け止め、理想と現実の距離を一歩ずつ埋めていく。この姿勢を、3日間という短い時間の中で確かに実践してくれていたと感じています。

——最終日の面接練習は、どのような位置づけだったのでしょうか。

宇佐原塾長
まさに、それまでの2日間の集大成の場でした。深めてきた研究テーマや志望理由を自分の言葉で説明できるか、講師からのさまざまな質問や指摘に対して一貫した回答ができるか。それぞれが2日間かけて向き合ってきたテーマの「仕上げ」として、面接という実践形式で確認する時間になったと思います。

参加した生徒からの声

合宿に参加した生徒の一人は、次のようにコメントしてくれました。

参加した生徒の声
「面接練習がとてもためになりました。うまくできなくて悔しかったので、これを糧に本番まで練習を重ねていきたいです。」

うまくいかなかった悔しさを、そのままにせず次への燃料に変えていく——これはまさに、合宿の心得で掲げていた「昨日の自分より少しだけ前へ進もうとする」姿勢そのものだと感じます。

おわりに

3日間の合宿を終えた生徒たちが持ち帰ったのは、「たくさん勉強した」という達成感以上に、「自分はどこへ行き、何を成し遂げたいのか」を自分の言葉で語れるようになった実感だったのではないでしょうか。

合宿を通じて見せてくれた集中力と成長した姿は、今後の受験勉強においても大きな糧になるはずです。Pronoiaでは、この合宿での経験を土台に、志望校合格に向けてこれからもしっかりと伴走してまいります。

次回は、総合型選抜における面接対策にフォーカスした記事を公開予定です。お楽しみに。

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